病院ではありません

最近大学でのゼミが決まりました

まじょのこどもです

今回は占い師の嘆きについてお話しようかと思います。



さて、みなさん。

なにか困ったことがあったら占い師のところに行って見てもらえばなんとかなるんじゃないか。っていう気持ちないですか?



不倫相手を無傷で手に入れたいんです。どうしたらいいですか。

不登校の子供をどうにかしてください。

競馬に勝ちたいんですけど何を買えばいいですか?



あのね、ぶっちゃけ言わせていただきますが、あなた専用の超能力者じゃないんです。

どうにもならないことは占い師にもどうにもならないんですよ(キッパリ)



病院だってそう。

もうどう手を施してもダメだな……って人を助けろとお医者さんに言っても助からないのは自明です。これはみなさんもお分かりになるはずです。


なのに占い師のことになった途端、こう言われて実践してみたのにダメだったじゃないか、なぜそんなひどい占い結果しか出せないんだ、とか言い出すんですよね。



いやいやいやいやちょっと待て。

占い師は神様じゃないし超能力者でもないから。

どうにもならないことを「どうにかしてください」と言われてもどう頑張っても無理なもんは無理なんです。


しかもまだ普段から病院へ検診へ行くように、ちょこちょこ占いをしにきて調子を見ていたならまだしも。

普段は全く占いのことを信じていないのに都合が悪くなってから手のひらを返すように占いを頼ってくる。

正直、いくらお客様と言えど困ります。



あくまで占い師は天気予報士のようなものであって、万能の神ではありません。

雨が降るとわかったら傘をさしたほうがいい

晴れてたらそのまま進んでよし。

とアドバイスするだけの存在なのです。

なので、台風が明らかに近づいているのに「今後の天気は?」と聞かれても「暴風雨ですね」としか答えられないのです。




それとよくお客様から依頼されるのが「人の生き死に」についてです。

たしかに大切な人がいつ死んでしまうのかを知りたい気持ちもわからなくもないです。

が、実は占い師的にあまり見たくない内容ナンバーワンと言っても過言ではないほど見たくない内容なのです。



というのも、人の生き死にについて聞いてくる時点であまりいい結果は望めません。なぜならあなたの問題の中に生死が関わっている時点でいい結果は出ないからです。


入院中の親は助かりますか。

家族がガンになりました。これからどうなりますか。


これらのご依頼をされる方は大抵良いことを言ってくれるだろうと期待して来ている場合がほとんどです。

でもね、本当にダメなときって占いでもダメってちゃんと出るもんなんですよ。

でも伝えないわけにもいかないのでいざ伝えてみるとあの占い師は良いように言ってくれなかった。あそこの占い師はダメだ。と言い出すのがオチなんですよね。ひどい話です。



その他にもいろいろ理由はありますが、とにかく人の生死は見れなくもないけど見ません。

もしどうしても聞きたいのならきちんと覚悟して聞きに来るか、「病気にはいつ頃注意したらいいですか」と聞いたほうがまだマシです。




それともう一つ嘆きが。

それは「お客のフリして近づいてくる宗教関係者」

と「占い師のフリした宗教関係者」

についてです。



占いと宗教は似てるけど非なるもの。

あまりにも宗教の勧誘が多いので、逆に特徴に詳しくなりました。

もし神様がどうたらこうたら言い出す占い師がいたらそれは占い師ではなく宗教関係者ですね。



ちなみにうちは新興宗教は好きじゃありませんし、あと霊も見えません。

なので見えない何かを信じたい人はぜひ宗教か霊媒師のところへ行ってください。



ということで、とにかく言いたかったのは

どうにもならないことを占い師を頼るのはやめてください。

ということです。

ダメなときははっきりダメと出るので、良いように言われたい人は占いではなく宗教かカウンセラーに慰めてもらってください。




それとこれもよくあることですが、努力もしないで占いとかお守りに頼るのはやめましょう。


「まだ独身なんですけど結婚はできますか。」


という相談がちょこちょこありますが、話を聞いてみると家と職場の往復以外に外へ出ることも少ないのに「良い人と出会うにはどうしたらいいですか」と嘆いている場合が多いです。




はっきり言わせていただきます。

占い師は都合よく彼氏を生成できる錬金術師でもなければ、気まぐれに少女漫画的出会いを与える神様でもないので、まず良い人に出会う努力をしてみてはいかがですか?




結局自分を助けるのは自分しかいません。

占いは単なる指針です。

お守りは自分の努力を助けるものです。

占い師に100頼るのはやめましょう。




以上をまとめますと

・占い師は神様ではないので、どうにもならないことを聞きに来られても困ります

・人の生き死には見たくない内容ナンバーワンです

・宗教と占いは違うので一緒にしないでください

・占いとお守りに頼ってばかりでなく、自分から行動しましょう

ということです。



母が嘆きをぜひこのブログに書いてほしいというので書いてみましたが、正直娘の私から見てもこれらの問題は占い師には深刻な悩みだと思います。

ぜひ占いに頼りたい場合は病院の検診のようにたまに見に行くものとして利用しましょう。

以上、占い師の嘆きでした。

まじょのこども部屋

まじょのこども部屋へようこそ。 占い師の娘だからこそ知る 占いの世界はどんなものなのか。 身近な存在とは言い難い「占い」 少しでも知るきっかけになればと思います。

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